2021-01-01から1年間の記事一覧
さよならは京急に乗ってこの地との関わりが生じておよそ2年半。それがもうすぐ終ろうとしています。特に気にもとめていない女性の美に、ある瞬間に気がつくかのように、この地の何の変哲もない素材の逐一が、急に光を放ち出しているように感じられます。考古…
10月31日のTBS選挙特番での太田光の言動が炎上していることを知った時、ついに来たか、と思ったものです。いつかあるかもしれない、と彼の発言に触れるたびに感じていたことが起きてしまい、こんなに早かったか!と少し複雑でした。つまらないことで騒ぎに巻…
今日もお爺さんは、山とりに街へ出かけました。世間をパトロールし、「ちょっとおかしくね」と眉をひそめたり、「これはいいね」と褒め称える、そんな高踏的な振る舞いをルーティンとしているんだとさ…商店街の一角にこのコインランドリーを見つけた時は、「…
今日もお爺さんは、山とりに街へ出かけました。世間をパトロールし、「ちょっとおかしくね」と眉をひそめたり、「これはいいね」と褒め称える、そんな高踏的な振る舞いをルーティンとしているんだとさ…私は、こういう奇を衒った打ち出し方には鼻をつまんでし…
─ワクチン音頭メイキングセオリー加齢臭という言葉が定着してしまいましたが、私は解せない類いのひとつと思っています。資生堂が1999年にノネナールという物質を発表したことから始まっているようです。それ以前からニオイに対して過敏になった風潮が出てい…
日々、マスクをつけて行動することが当たり前になっています。おかげで、初めて会った人の場合、フェイスの全貌をついに知ることなく終わることも生じています。これはもう、半顔(はんがん)時代になっているのかもしれません。マスクは下半身ならぬ下半顔…
両義性の館─「横浜赤レンガ倉庫」についての試論4欧米と日本─ 赤レンガ倉庫はどう評価されるのかそもそも「萌え町紀行」とは、観光などの一時的な訪問に基づく「紀行」と対蹠的概念として用いています。そこに住んだり、仕事で関わったり、惹きつけられたり…
両義性の館─「横浜赤レンガ倉庫」についての試論3美と思想─なぜ赤レンガは惹きつけるのか明治、大正に造られた赤レンガ倉庫が、保存、復元、再生というプロセスを経てこんにちまで至っているわけですが、そこには建築物としての価値や、横浜港発展の記憶など…
両義性の館─「横浜赤レンガ倉庫」についての試論1温存と再生─誰が赤レンガ倉庫を創ったのか2歴史と現代─なぜ倉庫を造ったのか3美と思想─なぜ赤レンガは惹き付けるのか4欧米と日本─赤レンガ倉庫はどう評価されるのか2歴史と現代─なぜ倉庫を造ったのか横浜赤レ…
ショッピングセンター(以下SC)を「萌え町紀行」として語るには、少し整理が必要と感じています。シンプルに考えてSCを語るとは商業施設をテーマとして論ずることに他ならず、直接的には町の話ではないわけで、そこ、どうよ、という疑問です。しかし、それ…
汐 入 女 子 の 朝(あした)第1話 クッキータイム「嘘!そんなことがあるの!」「そうよ、ほんとなのよ。悲しいことだけど」「小川さん、いい人だったのに」「佐竹さん、結納も終わってたのにねえ」事務所に着く早々、女子スタッフの二人は突然のできごと…
あなたは自分の萌え町をお持ちでしょうか。それは初めて訪れてすばらしかった、などというのとは違い、一定期間そこに住んで、日々暮らし、季節折々の変化を肌で感じ、日常の蓄積の結果、その地でのアルバムが一冊、人生の本棚に配置されてしまっていること…
具体的な町の名前を出さないのは、実際に名前が出てこないし、出す必要がないとさえ思っているからです。それでは萌え町とは言えないのでは?という指摘がありそうですが、名前を出さないものの私とは熱いというか、深いというか、否応なしに関わりがありま…
あなたは自分の萌え町をお持ちでしょうか。それは初めて訪れてすばらしかった、などというのとは違い、一定期間そこに住んで、日々暮らし、季節折々の変化を肌で感じ、日常の蓄積の結果、その地でのアルバムが一冊、人生の本棚に配置されてしまっていること…
スピンオフ「萌え町紀行」ということで汐入と上大岡について書いてみました(公開済)。その後も、いくつかの町が題材として控えているのですが、ここで、ふと立ち止まってしまいました。故郷も萌え町の一つとなるでしょう漫然と書いていては、一般的な紀行文…
あなたは自分の萌え町をお持ちでしょうか。それは初めて訪れてすばらしかった、などというのとは違い、一定期間そこに住んで、日々暮らし、季節折々の変化を肌で感じ、日常の蓄積の結果、その地でのアルバムが一冊、人生の本棚に配置されてしまっていること…
─ その価値創造について検証してみる 前回の記事から問題意識を踏襲していて、どのようにして価値ある本を書こうか、必ずしも本でなくともいいのですが、どうしたらわれわれ臣民にも表現に関わる価値を創造できるか、そのあたりを探っています。文章論ではあ…
あなたは自分の萌え町をお持ちでしょうか。それは初めて訪れてすばらしかった、などというのとは違い、一定期間そこに住んで、日々暮らし、季節折々の変化を肌で感じ、日常の蓄積の結果、その地でのアルバムが一冊、人生の本棚に配置されてしまっていること…
DHCテレビの「真相深入り!虎ノ門ニュース」は、地上波テレビや各社新聞などのいわゆるマスメディアの偏向報道や、フェイクニュースを撃てるネット界の風雲児として、今後ますます期待される番組と思っています。しかし、アメリカ大統領選を巡って思わぬ展開…
─ その価値について検証してみる今回は6冊の本を採り上げます。その本の紹介目的ではなく、また書評をしようとしているわけでもありません。そもそも、なぜその本が買われ、読まれるか、そこが気になっています。それを明らかにする方法としては、自分の書物…
─ 緊急作戦コードネーム、トパーズ0076コラム星人としての私の活動が1年を経過したのですが、コラム星より「トパーズ0076」が下りてきています。私の活動舞台である地球におけるJapanの国民には、この概要を告知することが義務づけられています。本国ならぬ…
─ 試論、日本民藝館への提案日本民藝館に行くと、創始者=柳宗悦翁の意思により、展示作品については各自の感覚で味わって頂きたく説明はつけない、という趣旨の但し書きがあります(*)。説明書きがないことへの意思表明といって良いでしょう。これについ…
先般、秋のよく晴れた日に、明治神宮へ行こうと思い立ちました。原宿に行くのは何年振りになることでしょうか。考えてみれば都内にあって、こんなに身近で山深い場所があったと気づけば、無性に心惹かれるのでした。明治神宮鎮座百年大祭ということで、令和…