私はスキップしない

日々、マスクをつけて行動することが当たり前になっています。おかげで、初めて会った人の場合、フェイスの全貌をついに知ることなく終わることも生じています。これはもう、半顔(はんがん)時代になっているのかもしれません。
マスクは下半身ならぬ下半顔を覆ってしまいますので、加齢を表すとされるほうれい線も覆うことになります。このことは、顔のほうれい線を隠すことには資するのですが、マスクをはずした全貌が現れた時、マスク顔の印象より老けて感じられるという気がします。人の顔でも、鏡に映る自分の顔でも。

こんな効果以外に、相手と話していて声が聞きにくくなり、何度も聞き返すことになったり、表情を含めたコミュニケーションが不自由になっているのではないかといった負も感じます。何か、少し息苦しい生活が日常化しているのではないでしょうか。

しかし、この程度のことは、まだいかよう にでも対応可能であり、自分の面差し全容を見られたくなかったら、むしろマスクは何も気にすることなく、大手を振って身につけられる今日この頃というわけです。この点では、社会心理的に半顔時代は犯罪者に加担しているのでしょうか。

武漢のなぞ

バイデン大統領になってから、アフガンでの失策を脇に置いて言えば、数ヵ月前から一つ大きな期待がありました。それは、武漢発のウイルスについて、大統領が徹底調査を指示し、公表すると伝えられていた件です。そのレポートが世界に公開されたのですが、それに対する論評の冒頭部分を引用すると、

「いま全世界を苦しめるこのコロナウイルスの発生が動物から人間への自然感染だったのか、それとも武漢ウイルス研究所からの流出だったのか、を調べる調査だったが、90日の期間の調査を経ても結論は出せないという、バイデン政権らしい曖昧なまとめだった。」(産経新聞 古森義久氏)

当初からくすぶっていた疑義が白日の下にさらされるはずでした。そうすれば世界のC国に対する反発が一気に過熱することになるかもしれない、との予想も語られていました。しかし、上記のような概要となり、米国内から批判が上がっているようです。あとは、米国議会が大統領を締め上げるよう期待したいものです。ところが、この武漢の研究所にアメリカ自身が費用を注ぎ込んでいたらしく、この国の威信に関わることという意味では、簡単には公開されないのかもしれません。
また、先月、徳島大学の大橋名誉教授は、東京地裁に、今行なわれている予防接種=お注射に関して提訴するということがありました。これは、わが国の行政が音頭をとって、というか、世界や世論の同調圧力に負けてファイザー社やモデルナ社の新型コロナウイルスに向けた「ワクチンと称されるもの」の接種推進を行なっているわけですが、この政策の法的根拠がないことを訴える驚くべき内容となっています。どういうことかと言うと、要するに、接種推進のエビデンスとなるこの法律(予防接種法を見ると、病原体名の記載がないのだそうです。

法令の核心に根拠なし

今世界を騒がせているウイルスは、中国からの報告に基づいて、WHOがCOVID-19感染症(SARS-CoV2ウイルス)と命名し、アメリカの製薬会社が作った「ワクチンと呼ばれる」お注射薬は、これに対応しているものです。しかし、厚労省の法律には病原体の記述がないというわけです。日本で起きているものは、新型コロナウイルス感染症とは言っても、法案を作成した官僚は、WHOの感染症名=COVID-19(ウイルス名=SARS-CoV2)と、日本で起きている感染症とを結びつけてはいないということです。
つまり、「ワクチンと呼ばれるもの」の医療政策的な行政施策と、その根拠としての法令とは無関係ということでしょう。根拠がないというか、これは明確に違法状態であり、その上で世の中が進行しているということです。だから大橋教授は、司法的にこれを明らかにすれば「ワクチン」を止めることができると構想しているようです。

これは、一体どういうことでしょうか。私が思うに、法案を書いた官僚は、今日本で進行している感染症とCOVID-19はイコールではないと思っているか、イコールと認められないというか、または、感染症の原因が何なのかわからないや、WHOの認定したCOVID-19が何なのかわからない、という事実を表現しているということなのかもしれません。不分明なことをリアルに定着させたとも読めます。
当然、厚労大臣が「ハンコを押した」からこそ日本中接種を進めているわけです。官僚は後で問題化した時に、正確に事実を記載することでリスクヘッジしたのかもしれません。ハンコを押した責任者は重大なミスを犯したということであり大橋教授は、この不記載を見抜いたというわけです。

わかりにくいことかもしれませんが、提訴された以上、これが表面化すれば国家を揺るがす大問題となりましょう。新総理の選出、衆議院選挙が控えており、この問題はしばらくは、沈潜するものと思われます。どうなるのでしょうか、表に出てこないで葬られることになるのでしょうか?しかし、普通にはこれが露見しないわけにはいかないでしょう。週刊誌も黙ってはいないでしょう。私は期待しています。過去には薬害エイズの問題などもありました。何せ曰く因縁の厚労相起源です。

コロナ騒動に関して二つのエピソードを述べましたが、ひとつはC国への非難につなげられる国際政治の問題であり、もうひとつはワクチン行政が出鱈目であることを暴く国内の問題です。
東京オリンピック2020が終わったので、そろそろ次の北京五輪がクローズアップされるでしょう。当然、このC国での開催反対やボイコット問題が一気に噴き出すと想像されます。また、これまで何度も医療等に関して問題を起こしてきた厚労省が、また大問題にもなりそうです。いや、政治そのものも問題になり、現首相まもなく前首相の責任問題に発展する火種ともなりましょう。当然、厚労大臣も責任追及となりましょう。

私は今世界を混乱に導いているC国の動きを牽制したいのと、C国発で蔓延している
感染症の「ワクチン」問題を封じ込めたいと願っています。
後者については、例年のインフルエンザ以下の問題に関わらず、感染を煽りまくっているマスコミや、尾身会長の政治的ふるまいや、医師会の「医者魂」を忘れた動きが、新型コロナ以上の国内汚染を拡大しているのではないか、と思っています。
ですから、早くこの国の運営について正しい戦略的意思決定のできる首相を決め、2類を5類を下げ、従来の風邪と同じように、保健所を経ずともすぐ町の医者に行けるようにしてもらいたいと考えているものです。

一体何が蔓延しているのか

ここに至るまで、私が「ワクチンと呼ばれるもの」を否定的に捉えているとお気づきでしょう。しかし、ここで否定論を展開するつもりはありません(誰もが否定すべきだという論調では書きません)。この道の専門家でもないし、説得力はないでしょう。ただ、公開情報に基づいて、私自身は「ワクチン」を否定します。その上で、今はびこっている、ある状況について、自分の見方と意思を示そうとしているだけです。今、世界で、日本で、壮大な「おかしなこと」が蔓延しているように思われます。地球全体にマスクがかけられて、全貌や真相が見えにくくなっているようです。
私は「ワクチンと呼ばれるもの」というまどろっこしい書き方をしていますが、昨年からこの「ワクチンと呼ばれるもの」を疑って見ていました。ある専門家の言説に接して、以下のように理解していたからです。医学的には粗い表現になるのでしょうがわかり易く言えば、「ワクチン」というのは、自然界にある悪いウイルスを外部から人間の体内に取り込むことで、抵抗力をつけようとするものでしょう。しかし、mRNA(メッセンジャーアールエヌエー)は、遺伝子ワクチンということです。ある遺伝子操作をして人工的に作ったものを人間の体内に入れておいて、新型コロナウイルスが侵入してきた時に、その遺伝子が反応し、スイッチし、防御する、といったしくみのようです(この表現の医学的精度はご容赦!)。
問題は、これはよく報道されていますが、
十分な治験が行なわれていません。しかし、世界中があわてふためいていわば、政治的判断で遺伝子ワクチンの使用という現象が起きているわけです。アメリカでSARSやMERSの頃から研究は進められてきたらしいのですが、動物実験はことごとく失敗し、2019年に研究は止まったということです。ところがその年末から武漢発の騒ぎとなり、今や人体実験となっている状態です。ですから、これは「ワクチン」と呼べるか?という専門家もいます。概念が、しくみが、全く異なっているのです。私はこういう情報に接していたので、そもそも今回の「ワクチンと呼ばれるもの」と表現しているというわけです。

この「遺伝子ワクチン」というものの危うさですが、状況証拠的な面から言えば、ファイザー社もモデルナ社も、免責を担保しておいてからお注射薬を販売していることや、両者の幹部は自社株を売却して現金化している、という事実があります。これは、自社株が無価値した場合を想定していると推測します。少なくとも「売り時」と判断したことは間違いありません。

また、PCR検査で陽性反応を示しているのは、新型コロナウイルスの病原体に反応しているのではない、という見方があるとのことです。日本には、古来から日本の風土に土着しているコロナウイルスがあることが指摘されています。(このことは、欧米に比べて日本人の重症者の少なさと関係があるのかもしれません。)
つまり、感染症として騒がれているウイルスの中身がそもそも何なのかわからず、COVID-19に効くとされるワクチン政策が進行している、由々しき事態なのではないでしょうか。しかも、感染・発症者ではなく
検査陽性だけで右往左往しているわけですが、その陽性の内容は医学的には、全く何もわかっていないわけです。コッホの四原則という、感染症の病原体を決める目安があるようですが、新型コロナウイルスについて、そもそもまだ、誰もこの原則で証明していないということなのです。

地球がマスクしている

今、医学的に未検証のまま、世界的な大きなムーブメントが進行しています。わが国に至っては、厚労相が病原体を特定しないまま、かつ、世界と比較して死者が少ないにも関わらず、つまり、PCR検査陽性だけで感染感染と騒ぎ、病原体は法的にも特定されていないのに、SARS-CoV2ウイルスに対応する「遺伝子ワクチン」を投与するという前代未聞の霧に包まれたような怪しい現象が間違いなく展開中です。
ここは、大袈裟に空想科学小説的に言えば、宇宙人が地球に何かを仕掛けたのでしょうか。比較的影響の軽微な日本まで巻き込まれてしまっています。
「ワクチンと呼ばれるもの」そのものについては、「遺伝子ワクチン」はスパイク蛋白質にのみ対応するものの、ウイルス全容には対応できないようです。変異を続けるウイルスにワクチンが追いつくのか、の点です。この点では自然免疫に敵うものはないようです。
お注射は、血栓ができることが問題のようで、それが重症化につながるようです。また、ADE(抗体依存性感染増強)「サイトカインストーム(免疫暴走)「自己免疫疾患」等、キーワードが幾つも出てきます。さらに言われるのは2022年の冬がベンチマークになるようなのです。その上で「ワクチン」と呼ばれるものの評価は23年の春になる、ということのようです。このことは、「遺伝子ワクチン」とされるものが、変異を続けるウイルスに対応できるのかの問題にもリンクしているのでしょう。

そもそも、武漢発の新型コロナウイルスが何なのかわからない中、自然界に存在しないその遺伝子配列の人工性は、当初から言われていました。「遺伝子ワクチン」自体人為的に創作しているのでしょうから、この相関なのか、因果なのか、正に符合していませんか。私たちは、今や科学の行き過ぎに衝突してしまっているのでしょうか。人間は壮大かつ遠大な悪循環に迷い込んだのではないでしょうか。

これ以上医学的に粗雑になることを避け、
少し視点を変えて触れたいのですが、皆さんほんとによくお注射を打てるものだ、と驚いています。最近の現象を見ていて思うのは、
〇スルーする人々
〇スキップする人々
がいるのではないか、ということです。これは、全体を網羅的に捉えようとしているのではなく、特徴的なクラスターにイメージを与えようとしているものです。
スルーする人々とは、意識的に無視するという積極的なものではなく、接している情報がそもそも偏向していることに疑問を持たない層で、どちらかというと高齢者層に多いでしょう。スキップする人々とは、様々な情報があることに気がついてはいても、勤務先や所属組織等、周囲の動きと合わせていれば問題ないと考える傾向があり、楽観的に捉えスキップするように判断する、幅広く分布する層のことです。大雑把に言って選挙での投票行動に似たような構造があるように思います。しかし、選挙とは違い、命がけの選択となるかもしれません。

一般国民が、スルーしたり、スキップしたりするのはやむを得ないと思いますが、社会的影響力のあるインテリ層においても、
スルーやスキップが蔓延しているように見えます。日常彼らは、社会現象や政治問題を論評したり、思想的に牽引し、大きな影響力を持っています。しかし、仕事熱心で前向きな方や、特に国際的に活躍している方は早く出国したいので、積極的にお注射を実行しているのを見聞きし、私は驚かざるを得ません。インテリ・スキップも同時進行しているのです。専門家は自分の分野以外には恬淡なのでしょうか。

しかし、私はスキップしません。両足で立ち止まって考え、決めたのです。私はワクチンを打たないことを選択しました。

行政からも、職場でも、お注射のおすすめがやって来ています。一瞬お注射を見直そうとしましたが、再度公開情報を点検し、選択しました。その情報のうち、わかりやすく重いものは、自分のリスペクトするインテリの一握りの方はお注射を選んでいないことがあげられます。

もはや半顔時代となり、息苦しさを解消しようとして似非ワクチン行政を真に受けるのは、どうかと言わざるを得ません。これだけ多様な、大量な情報が出回っている中で、同調圧力に屈することなく、選択・判断するかは個々人に委ねられています。

リスク分散からすれば、似非ワクチンの投与は国民最大半数までとし、最悪の事態でも歩留り50%とすべきかと思います(約1億2300万人×1/2)。組織や業界単位でもリスク分散が求められます。今回、人体実験に着手される際に、この視点の発想がまったくありませんでした。このことは、医療や投資の素人の私でもわかることです。重症者の少ない日本こそ、冷静に世界に提案すべきだったのではないでしょうか。半顔時代、マスクで顔を覆う微妙な息苦しさからか、まともな判断を欠いています。良かれと思ってマスクをしている筈が、自身を見えにくくすることで自分を見失い、自己撞着に陥っているかのようです。

「神の見えざる手」ならぬ「悪魔の見えざる手」の関与などと言えば、流行りの陰謀論めきますが、そんな扇情こそ別の悪に加担することになるかもしれません。数十年後2020年代の「コロナウイルス騒動」が彼方の歴史的1エピソードになった際に、仮に具体的な犯罪者名が語られることがあったとしても、迷宮入りする性格が濃厚で、このような事象に対する人類のワクチンは、まず開発され得ないでしょう。★

補足
*感染源について
空気感染を指摘する一部の専門家がいますがフェイクです。ふんこう(糞口)感染が主です。腸にあるAES2受容体がウイルスを増殖させるからです。中国の検疫では、綿棒でお尻をチェックしている模様。

*3回目のワクチン接種について
アストラゼネカ社のワクチンは、専門家は推奨していません。仕様が異なるようです。

私が参照している見解は、主に下記5氏の専門家に依っています。
武田邦彦 (元中部大学総合工学研究所特任教授 )
・上久保靖彦(京都大学大学院特定教授 )
・井上康正(大阪私立大学名誉教授 )
・大橋  眞(徳島大学名誉教授 )
・宮沢孝幸(京都大学ウイルス・再生医科学研究所准教授)
Cf. You Tubeニコニコ動画「松田学政策研究所チャンネル」他